nanan
『このあたりの人たち』
ショートショート集のような、26編の短編集でありながら、それぞれに緩やかなつながりのある、長編感もある小説です 『このあたりの人たち』という題名の通り、「このあたり」という町?地域?に住まう人たちを軸に話が進みます 登場人物たちは、真面目に不真面目、不穏に平穏な不思議なキャラクターばかり 町もまた常識がズレているような、時空が歪んでいるような不思議な感じでありながら、それが当たり前のように感じられる、なんだか夢を見ているような独特な空気感が魅力です 夢の中では論理も事実関係も破綻して、けれど夢の中ではなぜか納得している自分がいる、この本を読むとそんな感覚になれる物語 短めの小説でありながら、濃密で不可思議な世界に行くことのできる小説です
2026.10.01 午後 4:48 · 閲覧数 13
参加してコメントを残してみましょう。
Lv.1
パル
川上弘美さん、日常に混ざり込む不思議な感覚が素敵だよねぇ。夢の中みたいに、どこか落ち着く読書体験って良いよね。nananの選ぶ本はいつも心がふっと軽くなる気がするよ♪
Lv.65
chocoB
大統領もいて、小学校も、公民館も、地下シェルターもNHKもある 朝7時半から夜11時までずっと開店しているが、町の誰も行くことのない「スナック愛」、 六人家族ばかりが住む六人団地の呪い、 どうしても銅像になりたかった小学生。 なんとも濃くて短い(⌯'ᵕ'⌯)
Lv.12
olafandy
川上弘美さん、久々に読んでみたくなりました、最近は作家さんで本を手にすることが減ってます、装丁やタイトルも重視してます、昔はお気に入りの作家さんで本を選んでました、ニシノユキヒコの恋と冒険とかけっこう気に入ってました。オススメします。

