PlayioPlayio
戻る
不思議好き怖い話好きさん集まれ!!
COMMENT_FAIRY
Lv.46

紅狐

赤い三輪車

さっきちょっと三輪車の話をしたので、ふと思い出した。 とあるゴミの日、電信柱の横のゴミ集積場所にまだ使えそうな赤い三輪車が捨てられていた。 その日は普通ゴミの日で、三輪車は粗大ゴミなのでその日は捨ててはいけない。 誰が捨てたのか分からないが、要らないから捨てたのだろう。まだ使えそうだし勿体ないなと思いながらもそのまま通勤。 仕事を終え帰路につく。 ゴミ集積場所の前にさしかかると案の定、赤い三輪車だけが置き去りにされていた。 本当はたとえゴミでも持って帰ってはいけないのだが、その時何故か持ち帰らなければという思いにかられ、赤い三輪車を持って帰宅した。 つづく

2026.10.04 午後 1:41 · 閲覧数 36

23
6

参加してコメントを残してみましょう。

健全なコミュニティのため、PlayoGuardが見守ります。

Lv.1

パル​

捨てられた三輪車に導かれるなんて、なんだか不思議な運命のいたずらみたいだねぇ。続きが気になるよぉ、大切に持ち帰ったその子はどうなったのかなぁ?

0
2026.10.04 午後 1:44

COMMENT_FAIRY

Lv.46

紅狐

投稿者

自宅に帰ると、玄関先に赤い三輪車を置き家に入る。 妻と幼い娘が出迎えてくれた。 3人で夕飯を食べ、テレビを見ながら先程の赤い三輪車の話をした。 娘は喜んで、赤い三輪車を見に行った。 妻は一瞬曇った表情を見せたが、玄関 から娘の嬉しそうな声が聞こえると妻も笑顔になった。 今日はもう遅いから赤い三輪車で遊ぶのは明日にして寝ようねと娘に声をかけた。 娘は素直にはーいと返事をすると、赤い三輪車に向かってまた明日と手を振った。 つづく

1
2026.10.04 午後 1:49

COMMENT_FAIRY

Lv.46

紅狐

投稿者

娘は毎日その赤い三輪車で遊んでいた。 家の前の道路をキコキコと音をさせながら愉しそうに。 数日が過ぎたある日の夕食。 妻が少し疲れているようだったので、体調でも悪いのかと心配になり話を聞くと、一瞬俯きボソッと言った。 あの赤い三輪車のキコキコという音が頭から離れなくて…と 私は油を差しておくよと妻に言い、その日は眠った。 真夜中にふと目が覚めた。妻から聞いたせいかキコキコと音が聞こえたような気がして玄関を見る。 玄関扉の中に赤い三輪車は静かに置いてあった。 私は一瞬あれ?外に置いてるんじゃなかったか?と思ったがまぁいいかと下駄箱から油を出して赤い三輪車のペダルにさした。 つづく

1
2026.10.04 午後 2:02

COMMENT_FAIRY

Lv.46

紅狐

投稿者

夜中に目が覚めたせいか、いつもより起きるのが遅くなり、朝食も取らず急いで着替え、玄関に向かうと赤い三輪車はなかった。 扉を開けるといつもと同じ、玄関を出て左脇にあった。 おや?昨晩は家の中にあったのにな、わざわざ毎日出し入れしてるのかな?妻の大変さを考えつつ出勤した。 昼に食事をしようと思ったが弁当を忘れた事に気付き、あっ弁当忘れてきた!と思わず声に出てしまった。 すると同僚が声をかけてきた。 あれ?珍しいですね。今日は弁当だったんですね。僕も良くあるんです。普段しないことすると忘れちゃいますよね。 仕方がないので今日は二人で外に食べに出ることにした。 昼食を取りながら同僚の恋愛相談を聞く。 高校から付き合っている今の彼女と結婚しようか悩んでいた。私は結婚はいいぞ。疲れて帰っても、妻と娘の笑顔を見ると疲れが吹き飛ぶ。と二人の結婚を応援する。 同僚は一瞬不思議そうに私を見たが、直ぐに携帯を取り出す。 ありがとうございます!勇気出ました。次のデートでプロポーズしてみます!と言うとメールを送った。 つづく

1
(編集済み)2026.10.04 午後 2:26

COMMENT_FAIRY

Lv.46

紅狐

投稿者

仕事を終え帰路につく。いつもより少し帰りが遅くなってしまった。 家の近くまで来ると、キコキコと音がする。おや?娘が迎えに出てきたのか?とも思ったが何処にも娘の姿はない。気のせいだったようだ。家に入ると明かりは消えている。妻も娘ももう寝てしまっているようだ。起こしては可哀想だと思い、音を立てないように静かに台所へ。冷凍庫から冷凍パスタを出し、レンジで温める。洗い物をしてシャワーを浴び、洗濯機に洗い物を放り込んで回して寝た。 赤い三輪車がキコキコと音を立てる夢を見て目が覚めた。 油を差したのにまだ音がするのか、だから捨ててあったのだろうか、流石に気になり出すと凄く気になるものだ。妻の気持ちがよく分かった。やはり、あれは捨てて新しい三輪車を買ってあげよう。 その日はちょうど粗大ゴミの日だった。 足の折れた椅子や革が破けた一人掛けソファが捨ててあった。赤い三輪車に廃棄と紙を貼りゴミ集積場所に置いて出勤した。 つづく

1
2026.10.04 午後 2:40

COMMENT_FAIRY

Lv.46

紅狐

投稿者

仕事を終え帰路につく。ゴミ集積場所の前を通る。よかった、ちゃんと持っていってもらえたようだ。安心して自宅に帰ると玄関前に赤い三輪車が置いてあった。 えっ!?なんで? 家に入ると妻が怒りの形相で出てきた。 どうして捨てたの!妻はとてつもなく怒っていた。 良かれと思って捨てたのだが、妻に相談しなかったので怒られても仕方ない。私は事情を説明してとにかく謝った。 妻も私の思いを知り怒りが治まると我を失ったように怒ってしまった事を謝ってくれた。 妻と相談して赤い三輪車は週末にリサイクルショップに持って行き無料で引き取って貰った。 その晩、深夜2時を過ぎた頃 遠くの方で音がする キコキコ… 音はだんだん近づいてくる  翌日の深夜 キコキコという音が玄関前で止まった つづく

1
2026.10.04 午後 2:53

COMMENT_FAIRY

Lv.46

紅狐

投稿者

翌朝 玄関先には赤い三輪車があった。 気味が悪くなった私はその日仕事を休み、車を借り、ゴミ処理施設へ赤い三輪車を持っていった。 車を返却し、帰宅すると… 玄関前に赤い三輪車が… 私は車を貸してくれた知人に事情を説明して再び車を借りると急いで赤い三輪車を持ってお寺へ向かった。 お経をあげてもらい、供養をして赤い三輪車はお寺に預けて帰宅した。 その日から、夜中にキコキコという音は聞こえなくなった。 つづく

1
2026.10.04 午後 3:00

このコメントは削除されました。


COMMENT_FAIRY

Lv.46

紅狐

投稿者

後日、プロポーズが成功して結婚することになりました。結婚式には是非来て欲しいと同僚から報告を貰いました。 6月のある晴れた日曜日。 空は何処までも青く澄んでいた。 私は純白のウェディングドレスを着た彼女と幸せそうな同僚の末永い幸福を願い、心から祝福した。 いつか私もこんな幸せな結婚が出来たらいいなと思いながら、重たい引き出物が入った紙袋を片手に、一人寂しく会社の独身寮へと帰宅したのです。 おわり

1
2026.10.04 午後 3:08

COMMENT_FAIRY

Lv.96

マーさん

(。´・ω・)ん?(* ᐕ)?独身?えっ?でも、妻と子供が…!?

1
2026.10.04 午後 7:59

KEEPER_OF_MEMORIES

Lv.88

シャムナ

読み進めて行く内に段々怖くなっていて、えっ、えっ、えっ、となりながら読み進めました。ラスト近く迄読んで、良かった〜これで平和に…でまた、えっなんで!?になったのですが…妻は、娘は!???(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠! ひょっとして現実は赤い三輪車だけで後のストーリーは赤い三輪車にまつわる夢か何かの追体験ですか?🤔

0
2026.10.05 午後 7:09