すけさぶろう
卑弥呼の漢字って...
誰もが知っている邪馬台国の女王、卑弥呼ですが、女王なのに卑しいの「卑」なんて漢字の名前なんだなあとなんとなく思っていました。 この小説の主人公は代々中国の言葉を学ぶ奴国(なこく)の使役(しえき)の一族です。祖父が昔、漢に朝貢に行った実績もあり、自らも国の代表として漢へ朝貢に行くことになります。馬車の車軸が鉄でできていたり、道路が整備されていたりと漢の国の力に圧倒されながら、必死で自分の使命を果たそうとします。 邪馬台国をはじめその周辺の諸国が、栄えたり衰えたりしながら、当時の中国(漢)に朝貢して、鉄の道具などの最新技術をなんとか自分たちの国にも取り入れようと何世代にもわたってもがく様は、苦しくなるくらい切実です。 あと、当時の日本が中国に献上して恥ずかしくない唯一のものが「人間」だったというのも、悲哀を感じます。 なんだか悲壮な感じの紹介ですが、この小説は悪人がひとりも登場しない、安心して読める(?)作品だと思います。 作者の帚木蓬生(ははきぎほうせい)はこういう小説をいくつか書いていて、奈良の大仏を作る人夫を主人公にした『国銅』も傑作だと思います!お時間あればぜひお試しあれ!
2026.10.25 午後 9:10 · 閲覧数 34
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Lv.88
すけさぶろう
投稿者肝心のタイトルを入れ忘れました💦『日御子』です!

