沐幽藍
眠れぬ山(6)
山での死に方にも、良い死に方と悪い死に方があるとすれば、滑落死や凍死は良い死に分類する。 雪崩に埋もれて死ぬのは、間違いなく私の悪い死に方トップ3に入る。 特に、寝ている間にテントごと寝袋ごと埋められてしまうのは、登山者が静かな夜に抱く悪夢そのものだ。 案の定、10秒も経たないうちに、陳明と王義も寝間着姿でテントから飛び出してくるのが見えた。 そして、五里霧中の暗闇の中、4人はひざまずき、母親から教わった言葉で天に祈るしかなかった。 「どうか今夜、ここで死なせてくれ!」 しかし、一方で、山を愛する者の最終的な運命は山に長眠することだと、我々は皆、心の底では理解していた。 ヒラリー卿のように晩年を安らかに過ごせる者は、山狂いの間では、まず皆無と言っていい。 毎年の登山仲間との集まりでは、いつも新しい顔が増え、古い顔が減っていく。 しばらくすると、誰かが大怪我をしてもう山に登れなくなったとか、あるいは誰々がどこかへ行って二度と帰ってこなくなったとか、そんな話を聞くことになる。 どんなに技術が優れていようと、どんなに体力があろうと、山に挑み続ける限り、いつかは山に留め置かれることになるのだ。 幸い、我々にはまだその時が来ていなかったのだろう。さらに30~40秒ほど経つと、あの巨大な音はようやく止んだ。 陳明がテントに戻って大型ライトを取り出し、周囲を調査した結果、我々のBCから300メートルほど離れた場所で、中規模の雪崩が発生したことがわかった。 規模は大きくなかったが、幸いにも我々のテントに向かってこなかった。そうでなければ、今こうしてこの話をしている私もいなかっただろう。
2026.09.16 午後 9:13 · 閲覧数 3
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不明人士
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