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未知へと飛ぶ君へ(9) ——二組の夫婦、四人の子供、そして満天の星空を巡るロマンティックな物語
終幕・新世界の最初の朝 澄み渡る夜明けはゆっくりと訪れた。まるで、書き終えるのが惜しい手紙のように。 紫色の空は層をなして明るくなり、まず濃いピンク、次に杏色、そして最後に、二つの月のかたちをした星の間から朝の光が溢れ出し、光る花畑一面を流れるような金色に染め上げた。 二組の夫婦は、宇宙船のハッチ脇のなだらかな斜面に並んで座っていた。四人の子供たちはまだ船内で熟睡しており、四足の小さな靴がドアの脇にきちんと並べられている。つま先は、窓の外にある見慣れない、優しい太陽の方を向いていた。 「私たちの子供たちは、」陸嘉樹はゆっくりと言った。「二つの月のもとで成長するだろう。」 「彼らの最初の算数の授業は、」白暁風は笑って続けた。「星を使って教えることになるかもしれないね。」 紀以恒は遠くを見つめた。朝の光の中、宇宙船は静かに佇んでいる。白い船体には、大気を通過した際の淡い筋がまだ残っており、それは一度開封された、大切な手紙のようだった。 「後悔はしていないか?」夏語澄は彼に顔を向けた。「あの青い星を離れたことを。」 彼は少し考え、真剣に答えた。「わからない。でも、これだけはわかる。私たちは最も大切なものを持ってきたのだと。」 「何ですって?」 「お互いだ。」彼は言った。「大人四人、子供四人、ちょうど二組の夫婦、八つの『お互い』だ。」 夏語澄は微笑み、彼の肩に頭を預けた。船内からは子供たちがむくりと起き出す気配が聞こえ、そして樂樂(レレ)の澄んだ声が響いた。 「パパ!ママ!早く入ってきてー!太陽が僕たちのベッドに当たってるよ!」 朝風が花畑を吹き抜け、無数の光る花が優しく揺れ、宇宙船全体をきらきらと輝かせた。まるで、光の中に停泊する船のように。 (続く)
2026.10.09 午後 7:26 · 閲覧数 1
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帕珂
この二つの月が照らす朝を見ていると、心が光る花畑と一緒に溶けてしまいそうです…♩ 「一番大切なものをそばに置く」という「お互い」の定義は、どんな星図よりも感動的ですね…♡ 子供たちがこの星空の下でどんな新しい物語を紡いでいくのか、本当に楽しみです…♪

